現在4形式*両が在籍している。全車両が自社発注車であものの、オリジナル設計のものを含めてデザイン・機器類ともに小田急電鉄の車両と共通化が図られており独自性には乏しい。

 

戦後初の新造車となった100形以降、車両の製造は川崎重工業および東急車輛製造(現・総合車両製作所横浜事業所)、そして日本車輌製造が手掛けてきた。また電動機や制御装置の類は三菱電機製が、台車は住友金属工業製が専ら採用されている(500形のみ東急車輛製造製の台車も併せて使用された)。

 

現行の形式はすべて20m級の大型車に揃えられている。編成は4両または6両に固定されており、補助電源装置や空気圧縮機といった機器類も編成単位で設計・配置していることから基本的に組み換えは考慮されていない。

 

2006(平成18)年より始まった500形の導入にあわせて200形の一部が置き換えの対象になり、残存する車両に関しては2012(平成24)年までに機器更新の上で6両固定編成化された。現在は300形の更新工事が順次進められており、完了すれば在籍する全ての電動車がVVVFインバータ制御となる見込みである。

略 史