幻想列車区

淡々とした筆致で紡がれる物語は、読む者を幻想の旅へと誘う。

コンクリートのミルフィーユ

作者の人文や鉄道、街に対する造詣と愛の深さを窺わせるような巧緻に組み立てられた世界に、却って想像が膨らむ珠玉の作品集。

瀬戸急電鉄

長距離私鉄の旅情を、デジタル画を交えつつ圧倒的な表現力で描く。

南武急行電鉄

シンプルな構成ながら首都圏路線図の一角にふと紛れ込んでいそうな程に、“在京私鉄”が存分に散りばめられた良作。

日本海電鉄

地方都市をゆく典型的な“電車”のイメージが越後平野の情景に重なって、瞼の裏に立ち現れる。